弊殿から望む本殿

このお祭りのための好天として素晴らしすぎる快晴となりました。

毎年恒例行事であります、国造神社、秋の例祭を無事催行させていただきました。

氏子崇敬者の皆様におかれましては、これまで同様に万事差し障りなくご準備いただき、総代会役員以下関係者揃っての正式な例祭参列をいただきました事、誠に感謝の心絶えません。

昨今の社会情勢や氏子の皆様のお心を思うと、どうやらこの晴天は、それら暗い気持ちを少しでも清らかにとする、大神様の御神徳があったように感じてなりません。

祭典後の社頭講話でもお話しさせていただきましたが、広く皆様のお心とお体を、どうかご自愛いただけますよう、強くお祈りいたしております。

今年の国造神社秋祭りは、例年にも増して地元の子供達が多くお参りいただけております。

ご家族ご親族の繋がりが、より強く、より美しく体現されている事にも他なりませんので、今後も暖かいご家庭に始まり地域文化の交流をゆったり、しっかりと進めていただけるよう、お願い申し上げました。

弊殿から望む本殿
弊殿から望む本殿

今回の例祭のような場合、祝詞の中には心身共に健全で居られるようお願いする文言が含まれておりますが、その範囲は国家国民全てに向けられております。

周辺地域の幸せのみを祈る場合は少ないでしょう。

これは、お互いがお互いを尊重し合う、日本特有の文化だからこそ起こりえる事で、個人主義や排他主義だけでは考え難い心の流れと言えるのでは無いでしょうか。

一事が万事、何事も繋がりがあるからこそ、自分を大切にする事は、巡り巡って他人を大切にする事と同義となる。

神道の根幹の一つとも言えるこういった思いを、これから先の世界にも是非残していきたいものですね。

このお祭りは、今日を含め、9月21日・22日・23日の三日間に渡り、明日(23日)までは拝殿に上がってお参りが出来るよう整えられております。

最後に、本日の国造神社の様子をスナップしたものを載せて、締めとさせていただきます。

フォトグラフ

平成27年9月 国造神社正面
平成27年9月 国造神社正面
展示奉納されている白獅子赤獅子
展示奉納されている白獅子赤獅子
赤い御旗の揺れる拝殿遠景
赤い御旗の揺れる拝殿遠景
歴史的価値の高い、美しい拝殿屋根
歴史的価値の高い、美しい拝殿屋根 さらに、棟瓦には美しい文様が入っている事が見える
使い続けられている巫女舞奉仕の鈴
使い続けられている巫女舞奉仕の鈴