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厄年参り

多くの方が社会人になって行う人生儀礼の為、自身の心をしっかりと見定める為にも重要なお参りの一つがこの厄年参り(厄除祈願)です。

男性にとっては、社会人として、大人としての心構えを新たにし、社会的責任を背負った立派な大人として日々の生活が送れるように神様の前で誓う大切な式典です。

女性にとっては、国を造り成す大いなる母体として、社会の大切な母であることを自覚し大人としてより一層その身を大切にし、一日一日を大切に生きられる様に願う式典となります。

大災の起きる年と言われていますが、神社のお祭りに参加する資格が回って来る年を役付年とも言われ、氏神様のお祭りに氏子衆が揃って参加する年でもありました。

近年ではこれが転じて、人生の大きな転換期が巡る年とも言われており、大切な一年に体の障り無く家族が笑顔である様願うお祭りにもなっています。

平成26年_つつじ
平成26年_つつじ

厄年参りの進め方

お参りまでの流れ
  お参りの頃合い 男性(数え年) 女性(数え年)

25 歳

42 歳

61 歳

18 歳

32 歳

37 歳

61 歳

数え年で、厄年を迎える前年の年末から当年の節分までにお祓いを受けることが加賀地方での作法と言われております。

最近は誕生日前後にお参りに見えられる方もいらっしゃいます。

また、日常生活での厄災を強く感じるときなどにもお参りに見えられる方がいらっしゃいます。

受付

地鎮祭などで神職が居ない場合がありますので、お電話などで1週間程前までにご予約のお電話を願います。

当日は待合室にて、住所・お名前・生年月日を専用用紙にご記入ください。

初穂料とお供え物

だいたい五千円前後からのお心持ちかと存じます。

お供え物は、男子25歳・女子18歳の方はお酒二升と、白白の鏡餅一重ねです。

男子42歳・女子33歳の方はお酒二升と、紅白の鏡餅一重ねです。

鏡餅とお神酒は必ずご準備いただかなければならないわけではございません。

参拝

こちらから順次ご案内しますので、拝殿にお進みください。

拝殿での写真などの撮影は祝詞奏上の間はお控えください。それ以外はご自由にしていただいてかまいません。

玉串奉奠(たまぐしほうてん)は神職が手渡した玉串をお供えし、

「二礼 二拍手 一礼」

のご作法にてご参拝ください。

お下がり

参拝の後に、今回の厄除の為にお祓いされた「お守り」と「お札」を手渡します。

特別な一年を神様が特別に見守って下さるためのお札です。取り扱いには十分にご注意いただき、伊勢の神宮様のお札と共に日々のおまつりを欠かさない様お願いいたします。

くれぐれもお子様の口に入らないようにしてください。

 

・結婚式などと同じく人生儀礼の式典ですので、お参りには全員正装が宜しいかと存じますが、部屋着等ではなく派手でもない、お出かけ用の衣装でお参りください。
お参りの前後にご家族揃っての写真撮影が記念になってよろしいのではないでしょうか。
事前予約が必須ですが、当社近くにもコンタクトシーンさんという写真館がございます。

・御神酒をご準備なさる方法が分からない場合は、社務所へお問い合わせいただくか、お近くの酒屋さんや増泉の村酒店などをご利用下さい。

・冬場の殿内は大変寒くなります。ご無理のない格好でお参りください。

・お参りされる方の中で足の悪い方でも椅子をご用意致します。

また、拝殿の中でも立ったままお参りしていただけますから心置きなくご来社下さい。

・お参りは出来る限り一組一組別々で行いますので、一時間程お待ちいただく場合がございます。ご了承ください。


春日神社の厄年参り

春日神社では、基本的にご家族ひと組ずつのお参りとなります。

玉串奉奠の作法など分からないことがあれば事前にご質問下さい。

近年は核家族化が進み、ご両親からお参りの作法を受け継ぐことが出来なかった方々がお参りに見えられることも増えてきました。。

親元を離れ一人加賀の地で働く男性が、厄年のお参りに見えられることもあり、「会社の先輩に厄除けのお参りに行って来いっていわれました。」という暖かみを感じる声を聴くこともしばしばです。

神社の作法で分からないことがあれば聞いてください。

そのために、神社の横に社務所を構え、ご参拝頂く皆様に少しでも近くあろうと努力しておりますから。

「お参りの作法や人生儀礼なんて全く分からないんだけど、それでも神社にお参りすると心が晴れるんです。だから、お参りに来ました。」

この春日神社には、そういう優しい心を持った方が多くお参り頂いているようです。

知ろうと努力することは恥ずかしいことではありません。

春日神社職員も、その助力が出来ることこそ喜びであると感じております。

どうぞ、ご家族揃ってお参り下さい。