praying for safe construction

 主に、工事が安全に速やかに終わるように、その土地の神様をお祭りするものです。

祝詞の中では、工事に関わる施主さんや業者さんの名前を挙げて、工事開始の報告と、以降の安全をお願いします。

このお祭りは、基本的に施主さんの意見の下に行われるものです。

腕の立つ玄人の業者さんは、施主さんに、どうしてもお参りしてもらわないと工事に取りかかれないとお願いすることも多くありますので、その時には快く応じていただくことが宜しいでしょう。

工事の内容は多岐にわたります。改築や井戸埋め、橋梁補修や道路工事や樹木伐採などなど。

長く使ったものに業者さんの手を加える時にはこのお祭りが必須です。

安全祈願祭の進め方

お祭りまでの流れ
お参りの頃合い 工事を始める前日などに行うと良いでしょう。

神社においては六曜(大安や仏滅など)は大切なことではありませんが、石川の文化として気にする方が多いのでそれも踏まえて日取りを決めましょう。

受付 基本的に現地で行う出張祭典となり、他のお祭りやご祈祷でお伺いできない場合がありますので、お電話などで1週間程前までにご予約のお電話を願います。

工事内容は、祝詞の内容やお下がりにも関わりますので細かくお伝えください

ご予約は施主さん業者さんどちらでもかまいません。

しかし、現地地図や準備する玉串の本数などをFAX(241-0713)でお送りいただいてご予約の確認とさせていただいておりますので、施主さん、施工さんはよく話し合ってください。

準備するもの ・現地が野ざらしであればテント(施工さん)

・現地敷地内で水が出るのであれば水(施主さん)

・お酒2升ひと箱(施主さん)

・玉串料(施主さん)

初穂料 加賀地方ではだいたい参万円からのお心持ちかと存じます。

お供え物の準備には別途供物料をお願いする場合がございます。

当日 しめ縄を張り巡らせた中でのお参りが通常ですが、場所場合によって変わります。

お祭りの中で敷地の四隅もしくは工事等を行うまさにその場所をお祓いします。

お下がり 祈願内容によって異なるお下がりをお渡ししています。

・外のお祭りですので、衣装はその季節に見合ったものをお選びください。

お体に無理の無い様心がけてください。

ただし、TPOには十分にご配慮願います。

・お神酒は必ずご準備していただく様お願いしています。お清めのお酒として施工業者さんが必ず必要としますので、一升瓶でご準備ください。

・企業様が施主となっての安全祈願祭の場合、関係業者様がお神酒をご準備されることがございます。

お神酒は多くあって悪いことはありませんので、お気持ちの程ご準備いただいて結構です。

・個人宅などの改築の場合、家の中にてお祭りをする場合もあります。当社持参の祭壇を組めない部屋の広さも良くありますので、先ずは神主にご相談ください。

・お日柄の良い日はひと月以上前から予約が入る場合があります。

神職の増員などで都度対応いたしますが如何ともし難い場合がありますのでご了承ください。


春日神社の安全祈願祭

十社会の氏子区域全てで外のお祭りに対応しております。

最近では、北陸新幹線工事の安全祈願祭など公共機関のお祭りもご奉仕申し上げております。

また、個人事業所増改築の安全祈願並びに商売繁盛を合わせてして欲しいというお願いをされる場合もございます。先ずはご相談願います。

当社が玉串や神籬で使っております「紙垂(しで)」は、全て当社職員による手作りのものです。

この「紙垂」の意味するところは、玉串では神様へのお供えそのものであり、神籬では神様が宿るご神体とも言えるものであります。

神道に於て重要なこの「紙垂」を手作りすることによって形は不揃いになりますが心のこもったお祭りが出来ると信じこれまで変わらずご奉仕させていただいています。

当社でのお祭りの際には、不格好ではありますが「世界で一つの紙垂」をお供えして、心清らかにお参りいただけます。