井手神社 (いでじんじゃ)
ide shinto shrine
歴史とその変遷
古くは氏子数20戸の産土神としてお祭りが行われてきていました。その社号は御馬社とも国造社とも伝えられ、社号書上帳では明治6年に井手社と改称したとあります。
明治40年から41年にかけて井手社と合併することで小字「表」から小字「中」へと社殿を移築し現在の地に落ち着きました。
これに合わせて神饌幣帛料供進神社の指定を受けております。
これより30年を経て移築した社殿の老朽化が激しくなり、昭和12年9月に社殿を改築。また昭和61年3月に祭具庫を建築して現在に至ります。
近年は手水舎の屋根瓦葺き替えや弊殿窓の二重化と、建物への手入れが毎年行われ氏子崇敬者の皆様の温かいお力添えをもってさらに境内整備が進められています。
昨年は山田昇さんが殿内神楽太鼓一対を、館邦昭さんが立礼・座礼用八脚案を、それぞれ奉納されました。
近隣住民の方への配慮も細かく対応されており、境内樹木の整備に七〇歳を超えてもいまだ現役の氏子総代さん達が、毎月13日の月次の日に集まり力を合わせて取り組んでいます。
秋には子供御輿が氏子区域内を練り歩きますが、氏子区域の子供達と親御さんがほとんど参加されることで有名で、このときには境内が人で溢れかえります。
当社には、古く伝わる「イリコ祭」という特殊神事が伝えられてきておりました。
このお祭りは、町内氏子の全ての家が麦粉を神前へ奉納して神慮を慰撫することが習わしでした。
しかし、現在は麦粉に替わり氏子の皆様が当年に作られた玄米を奉納することになっております。
ご祭神
大己貴神(おおなむちのかみ)
別称:大国主命(おおくにぬしのみこと)
境内
社殿手前には西泉地域一番の森を保つお社です。
夏場には木陰が強い日差しを押さえることにより、周囲より体感温度を低く感じさせる程涼しくなります。
また、境内には立派な手水谷も供えており、どんな大きなお祀りでも出来るよう整えられております。
神社蔵書(一部)
石川県石川郡三馬村大字西泉 耕地整理地区及び之に隣接する土地の現形図
戦利兵器奉納ノ記
村社井手神社改築記念写真
お祭り
1月3日 | 歳旦祭 |
3月13日 | 祈年祭 |
4月13日 | 春祭 |
10月10日 | 秋祭 |
12月23日 | 新嘗祭 |
お祭りの前に氏子の皆様には祭典奉納幣帛料を納める御初穂料の袋をお配りいたします。
これらのお祭りは、氏子の皆様のご家族の平和と今後の隆盛、また西泉の里の安寧を願って、氏子総代に氏子区域全ての町会と、多くの崇敬者のお力添えをいただき盛大に執り行われます。
氏子区域地図
米泉地内は全て洩れる事無く井手神社の氏子区域となります。 地鎮祭や入居浄祓いなど土地に根付いたお祭りは当神社が受け持つよう決められております。
鎮座地 : 石川県金沢市西泉3丁目75番地
連絡先 : 町会を通じて井手神社総代まで。地鎮祭などのご質問は春日神社社務所へ。