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祭神

宇迦乃御魂神 (うかのみたまのかみ) 宇迦(うか)は食(うけ)と同義で食物を表し、稲の精霊の神様です。

古事記では親神を「素戔嗚尊(すさのおのみこと)」と「神大市比売命(かむおおいちひめのみこと)」と記されていることから、その御神徳は猛々しくその場を制する勇ましさを持った商売繁盛の神様と言える。

転じて、現在では以下の御神徳のある神様として崇敬されている。

  • 五穀豊穣の守り神
  • 商売繁盛の導きの神
  • 商取引の守り神
  • 一年を通じての幸福守護の神

現在は地元企業及び西茶屋街の篤い崇敬を受けている。


歴史と経緯(出典 増泉春日神社史)

文政四年(1821)一月、仲野長蔵茂なるものが金沢の町医者今井秀徳に依頼し、山城国宇治郡山科郷花山稲荷社(現京都市山科区西山欠野上町65 花山稲荷神社)鎮座の稲成明神の御分霊を賜り、御神体は庭鷺社に奉斎した。

天保八年(1837)二月、仲野長蔵茂は飢餓の苦難を見るに忍びず、春日神社の十一代神職田中三河守正久を通じ、みづから奉斎の稲荷神の尊号授興を懇願してきた。

このため金沢神社觸頭を通じ、かつ長蔵茂の娘「せい」の経済的援助を得、京都在住の神道家の総師である吉田家に尊号授与を請願し神格正一位を授与されるに至った。

以降春日神社境内の一角に小祠を設けて祭祀することとなる。

これを以て正式に春日神社での奉斎の起源となるため、この出世稲荷神社は天保八年二月より春日神社に奉斎されたとなる。


本殿・拝殿・赤鳥居

本殿は明治二十六年十一月に再建されたが、拝殿はありませんでした。

拝殿は昭和二十七年に造営されて現在に至る。

経年劣化著しく、本殿拝殿共に修復事業が懸案とされている。

狛犬は犬ではなく狐像一対となっている。

現在では春日神社の特徴の一つとなっている赤鳥居は、古くは「千本鳥居」とも言われており、氏子崇敬者からの感謝の気持ちを表す奉納事業が繰り返されたことによって連なった、正に地元密着型の神社施設の一つと言って間違いはない。

現在では、この赤鳥居群をくぐって出世稲荷神社へお参りすることが正式な当社のお参りの作法と言われている。

その数は桁違いではあるが同様の赤鳥居群を境内に備える伏見稲荷神社では、狐が稲荷の鳥居をくぐる数が増える程出世すると言われる俗説があるため、このお参りの仕方が広まっているのだろう。


改修再建された美しい赤鳥居が並ぶ参道


祭典及び春日神社境内写生大会

七月 三十・三十一日

出世稲荷神社例大祭

これに伴い、昭和五十八年以降春日神社境内写生大会が行われている。

春日神社境内写生大会

境内写生大会(参加費 無料)

出展受付  七月三十日~三十一日夕刻 稲荷神社にて随時受け付けします。

募集部門

①幼児・園児の部

②小学校一・二年の部

③小学校三・四年の部

④小学校五・六年の部

▼参加者全員に参加賞を進呈

入賞者展示  八月上旬 アピタ金沢店 特設展示場にて

表彰式  展示日程最終日 午後三時 春日神社 拝殿前 にて 表彰式

表彰

津田駒工業(株)社長賞

北国新聞社社長賞

アピタ金沢店店長賞

▼春日神社氏子総代会会長賞

中村町公民館館長賞

▼中村町校下町会連合会会長賞

中村町小学校学校長賞

野町公民館館長賞

▼野町町会連合会会長賞

泉小学校学校長賞

▼参加部門毎に金賞・銀賞・銅賞・佳作

用紙・用具

画用紙のみ神社にて用意します。絵筆・絵の具・クレヨン・画板などは各自ご用意下さい。

境内写生大会受賞作品紹介

 

平成22年 第29回作品 平成23年 第30回作品 平成24年 第31回作品
平成25年 第32回作品 平成26年 第33回作品 平成27年 第34回作品