日々の糧 学ぶ姿に 知恵の華
自信の信じる学びの道を、悪しき誘惑など目もくれずにひたすら真っ直ぐに歩いてこられた方が、当社お祭りの菅原道真公へお願いし、その成果と実力を世に残すべくお参りすることです。
その文字の表すとおり、学びという業(わざ)をひたすらに頑張ってきたからこそ、本人並びに周りのご家族ご親族全ての方がそのがんばりを認めてもらおうと願ってお参りします。
また、その学びの道を修めるにあたって、両親や先生などの温かい力添えがあったことは否めません。
その助力への感謝の意もこの場で表すことが、正式なお参りへの心の持ち様です。
菅原道真公は学問の神様として深く日本人の心に刻まれております。
加賀の前田家は菅原道真公を敬愛し、その家紋に梅鉢を取り入れたといわれています。
学業成就・合格祈願の進め方
お参りまでの流れ | |
---|---|
お参りの頃合い | ご自身の学びの道を正しく修め続け、その心が高まった頃をお勧めしています。 試験前日など直前ではなく、試験の一週間~一ヶ月前程にお参りください。 |
受付 | 地鎮祭などで神職が居ない場合がありますので、お電話などでお参りの1週間程前までにご予約のお電話を願います。 当日は待合室にて本人様の、住所・お名前・生年月日・目標とする学校や資格、を専用用紙にご記入ください。 |
初穂料 | 加賀地方ではだいたい五千円前後からのお心持ちかと存じます。 |
参拝 | 春日神社へご来社いただき、お名前等ご記入後、こちらからご案内します。 ご一同様揃って拝殿にお進みください。 拝殿での写真などの撮影は祝詞奏上の間はお控えください。それ以外はご自由にしていただいてかまいません。 玉串奉奠(たまぐしほうてん)は神職が手渡した玉串をお供えし、 「二礼 二拍手 一礼」 のご作法にてご参拝ください。 |
お下がり | 参拝の後に今回の学業成就・合格祈願の為だけにお祓いされた「お守り」を手渡します。 ぞんざいに扱わず、試験結果発表の後に神社の左義長へお持ちいただき感謝の意を込めて火の中に投じてください。 |
境内祈願 | お参りの後に境内の赤鳥居をくぐり出世稲荷神社前にてもう一度ご参拝ください。 |
・お参りはだいたい冬季になりますので、風邪などひかない様十分に配慮した服装でお参りください。
拝殿の中は寒さが厳しくなっております。
・合格祈願は、それまでお世話になった両親とご一緒にお参りいただく方が多いです。
・冬場の殿内は大変寒くなります。お子様のみならず親御さんもご無理のない格好でお参りください。
・お参りされる方の中で足の悪い方がいらっしゃっても大丈夫です。
その旨お伝えいただければ拝殿の中でも立ったままお参りしていただけます。
・お参りは出来る限り一組一組別々で行いますので、多少お待ちいただく場合がございます。ご了承ください。
春日神社の学業成就・合格祈願
当社は前田家の家紋の使用許可を正式にいただき、並びに前田家の祖先とされる菅原道真公を合祀し、正に前田家縁の学業成就のお社として相応しい神社と親しまれております。
春日神社のご祭神は4柱お祀りされておりますが、武甕槌命様・経津主命様は、秩序を守るために国内を渡り人々をなだめ和を形作ったとされ、天児屋根命様は神事と政治を守り導かれる神様として整えられた国を末永く平和に導き、比売神様愛と情を称えて暖かい国作りへ貢献されたといわれます。
世を作り固め成すにはより秀でた能力を受けて、またそれを社会に認められてこそ平和の礎になるのであり、春日神社はこれを一人に任せるのではなくそれぞれの大神様が役割を担って国民を導かれました。
学びの道を修め、功績を認められるよう祈願するには、この春日神社はとても良いとされております。
また、学びの道は、個人の頑張りももちろん必要ですが、周りの助力があってこその成果であるとされており、一人の力に結実するまでに多くの助力を必要としたでしょう。
このお参りは、本人が親族や先生と一緒にお参りすることにより、自身の道を支えてくれた人々へ感謝できる場と時間を与える道筋へと繋がり、人生の歩む流れに相応しいと考えています。
ピリピリと引き締まりすぎた心に一時の休息と緩やかな緊張感が持てる様に、その願いと共にお参りいただけると宜しいかと存じます。