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神棚奉斎とは、新しく住み始める家や、商売を始める店舗に、新たに神棚を設置して今後の平和と隆盛を願うお祭りです。
もちろん、住んでいた家や商売を興していた店舗には無かった神棚を、新たに設置したい場合もこのお祭りをおこないます。

神棚は、一般家庭にも心の拠り所が得られる現在の核家族には最適な日本古来のお祭りです。

神様は、お願いも聴いて下さいますが、日々の愚痴も聴いていただけますので、毎朝夕に神棚の前で目を閉じお参りする中で色々と心の内を思い描いて下さい。

神棚奉斎の進め方

お参りまでの流れ
お参りの頃合い 神棚を購入し、お札を設置奉斎するまでの間に、これから家を守っていただく神様の住まいとなる神棚をお清めするものとしてお参りします。

正式には、新しい神棚を奉斎する場所に設置し現地へ神職が出向いてお祭りを行うものですが、設置する前の新しい神棚を神社に持ってきていただきお参りいただく場合も最近は増えております。

個人及び会社のご都合に合わせて行いますので、その旨神社にお伝え下さい。

受付 地鎮祭などで神職が居ない場合がありますので、お電話などで一週間から一ヶ月程前までにご予約のお電話を願います。

現地へ神職が出向く場合は、住所・お名前・参列される人数・現地に祭壇が設置できるか等お伺いすることが多数ございます。

お電話だけでなくFAX等で正確にご連絡をいただきたく存じます。

神社で行う場合は待合室にて、住所・お名前を専用用紙にご記入ください。

初穂料 加賀地方ではだいたい壱万五千円前後からのお心持ちかと存じます。

お供え物を神社で準備する場合には別途供物料をいただく場合がございます。

参拝 現地でのお祭りの場合は、その部屋に合わせて神職の指示の下厳粛に執り行います。玉串奉奠の作法なども拝殿でのお参りの場合と全く変わらず行われます。

神社でお参りの場合は、こちらからご案内しますので拝殿にお進みください。

拝殿での写真などの撮影は祝詞奏上の間はお控えください。それ以外はご自由にしていただいてかまいません。

玉串奉奠(たまぐしほうてん)は神職が手渡した玉串をお供えし、

「二礼 二拍手 一礼」

のご作法にてご参拝ください。

お下がり 事前にご連絡をいただいていた場合は、お参りの後に新しいお札を授与いたします。

神棚を清めてからお札を収めることが正式です。

また、神社に神棚を持ってきてお祓いした場合は、自宅へ帰り神棚を設置した後にお札を収めましょう。

・冬場の殿内は大変寒くなります。ご無理のない格好でお参りください。

・お参りされる方の中で足の悪い方がいらっしゃっても大丈夫です。

その旨お伝えいただければ拝殿の中でも立ったままお参りしていただけます。

・お参りは出来る限り一組一組別々で行いますので、多少お待ちいただく場合がございます。ご了承ください。

・陶器やガラスなどの部材があります。気をつけて運んで下さい。


春日神社の神棚奉斎

神棚奉斎は、新たに神様を一家にお招きし、それ以降も変わらず御神徳に感謝し、日々朝夕にお参りすることの始まりとなるお祭りです。

この神棚を新たに奉るということは、ご家族や社員の良いことも悪いことも、嬉しい気持ちも悲しい気持ちも、全て受け止めてくれる大きな心の柱をその家庭や会社に建てることと同義です。

こういう風に書くと、律儀な方ほど襟を正し日々正直に生きなければならないと気負われますが、これまでと変わらない生活を送っていただければ結構です。

ただ、朝晩に神様の前でお参りをしていただければ十分です。

一日の始まりと終わりに、家庭全員が毎日同じ作法を取り入れることは、心を正しその家族の絆をより強固にする、と、精神的にもはっきりと判明しています。

春日神社の神様をお祭りすることによって、家族同士の繋がりや同一の思い出から成る精神的安心感が、より一層温かい家庭や社会を築く一助になっていただける様願っております。