昭和中期、八幡神社の情景

今では気軽にスマホで撮れる写真ですが、一枚が非常に高価で、それでいて情景をアナログに残してくれる時代がありました。

光景を一枚のフイルムに焼き付けて残していた時代ですから、気軽に景色をパシャパシャ映すなんて事は出来ませんでした。

と言う事で、神社の風景を残した写真は余り多くはありません。

そこで、絵心のある氏子衆が立ち上がって下さいました。

今回は、八幡神社氏子の前田さんからご寄付いただきました昭和35年頃の八幡神社周辺の風景スケッチをご紹介いたします。

昭和中期、八幡神社の情景
昭和中期、八幡神社の情景

現在は大きく様変わりしておりますが、神社名の石柱もあり、子安神社も同じ位置に建立されているところが分かります。

右手にある塀のような建物は、お祭り毎に大きな社名旗を建てておりましたので、その支柱を保管していた場所になります。

木々が生い茂り、四季の模様も色鮮やかであった事がよく窺えます。

こちらのスケッチは、神社社務所にて展示されておりますが、貴重歴史絵として通常のお参りの際にご覧いただけるようにはなっておりません。しかし、大きなお祭りの際などに、氏子総代へご依頼下されば、閲覧も可能かと存じますので、春秋のお祭りの際になどご相談下さい。