この週に入り、良いお天気が続いておりました。
祭典当日も無事に快晴となり、晴れの場合のみ参道に並ぶあんどんも、この日は勢揃いしておりました。
宇佐八幡神社秋期祭無事斎行
この日も皆様のお元気なお姿を拝見させていただきました。
当宇佐八幡神社には摂社がお祀りされておりますが、秋期祭は宇佐八幡神社とこの摂社である荒御前神社・春日田社・菅原社を同日に行う事としております。
よって祭典当日は、10時に宇佐八幡神社で祭典奉仕をし、そのまま90度向きを変えて摂社様の祭典を行います。
これは他の祭典の場合も変わらないのですが、特筆すると8月の摂社様の例祭でのみ話が変わってきます。
8月は摂社様の例祭と決まっており、宇佐八幡様のお祭りは月次祭のみとなります。
よって、先ず摂社様に向かって祭典を執り行い、その後宇佐達万様の月次祭を行います。
何故この様なお奉りをしているのかと申しますと、元は宇佐八幡神社、荒御前神社、春日田社、菅原社は別々にお社を構える神社でした。
しかし、横江の街の発展と繁栄から、それまでの神社設備では事足らなくなったものと考えられます。
これより、街の中に点在していた各神社を一所に集め、さらに広い土地と大きなお社とする事でこれまで以上に荘厳なお祀りが出来る事と考えられたのではないでしょうか。
そしてこの時、どの神社に対しても同様に氏子衆があったため、そのどれも位を上下する事なく今後もお祭りしていこうとされたのではないでしょうか。
お互いがお互いを尊重する事によって、現在の宇佐八幡神社の原型が成り立ったのではないか、と考えられます。
横江という街は、こういった成り立ちを持つため、個人同士の繋がりをお互いが大切に思い合う、気品と尊厳のある処に成長していると言えます。
東大寺の荘園であった横江荘の現在を、この宇佐八幡神社で体感してみては如何でしょうか。
今日の宇佐八幡神社
