平成27年12月 横江にこにこサロン行事

12月19日土曜日の午後1時半より、横江農村研修センターにてとてもおもしろい会合が開かれました。

それは、横江町の歴史を紐解くには十分気の惹かれることでした。

横江ニコニコサロンにて

横江には、宇佐八幡神社が氏神としてご鎮座坐しております。

そしてその境内には摂社として、荒御前神社、春日田社、菅原社が三柱の神として一つのお社にてお祀りされております。

そのうちの一つ、荒御前神社について、地域歴史研究を熱心にやってらっしゃる学者さんが目を留めました。

8月20日のお祀りにも足を運ばれたその学者さんは、現白山市に伝わる昔話にまで広く知識を広げて、この荒御前神社についての歴史を少しずつ調べてくださったのです。

今回ニコニコサロンでは、この歴史について広くお話を聞く機会が出来ました。

平成27年12月 横江にこにこサロン行事
平成27年12月 横江にこにこサロン行事

宇佐八幡神社宮司として、私も参じた次第ではございますが、まさか上座に座ることになるとは考えておりませんでして。

恐縮しきりでした。

しかし、講演会は非常におもしろく、ここ最近当十社会の成り立ちや金沢以西南の地域的特色と歴史に興味を持っている身としては感心するばかりでした。

東大寺の荘園であった歴史のある横江の里に、村の人々の結束の形が確かに文書となって残っていることも明らかになりました。

横江村の歴史の一つを記した文書
横江村の歴史の一つを記した文書

また、荒御前神社という名前が表す通り、神様の荒御霊をお祀りしているのではないかという私の思いも、どうやらその通りであると感じ取れた次第。

神功皇后の朝鮮出兵を記した大絵馬
神功皇后の朝鮮出兵を記した大絵馬

数年後には巨大ショッピング施設が建設予定の地ですが、その歴史樽谷かが半有数の者であることに、どうやら間違いなさそうです。

いやはや、村に、人に、そして神社に歴史あり、ですね。