参道横に佇んできた石灯籠
春日神社の正面参道は、立地上とても短いものではありますが、それでも地元氏子衆からの寄進を受けて大神様の御威徳を表すべく整えられてきておりました。
しかし、近年境内樹木の生長から、これら石造りの建造物が軒並み傾倒ないしは破損していることが問題となってきております。
見慣れた方にとってはごく当たり前の景色ですので、こういった長い年月を経て悪化してゆく状況を判断することは難しいものですが、今回問題となったところはこの様相が顕著に表されていました。
先ずは現状写真をご覧下さい。
この写真に見える、左右の小さい方の石灯籠が、今回移設されるものです。
これだけ見ても、特に左側の傾斜は厳しく見られると思います。
それどれを見てみましょう。
こちらはあまりその危険さはわかりません。
こちらは隣接してケヤキの木があるため、その根の成長からかなりの角度まで傾いてしまっています。
別角度からはその危険さが際立っていました。
工事概要
二基の石灯籠を現状の位置から正面北側春日灯籠脇へと移設する。
既に工事は始まっていますので、移設先写真を載せておきます。
施工費用及び財源等は知らされておりません。
工事完了は6月中を目処としておりますが、天候次第で変更の可能性もあります。
雑感
石灯籠の傾きは年を追う毎に顕著険悪になってきておりましたので、念願の事業とも言えます。
境内樹木の隆盛もさらに広がる中、これからの夏場は気持ちの良い木陰に恵まれる涼しい境内となります。
お昼のお弁当を食べても気持ちの良い場所ですので、是非ご利用下さい。