荒川神社に奉納されていた大絵馬の修復事業成る
平成28年に始まった荒川神社に奉納されていた大絵馬の修復事業が、平成元年に終了致しました。
この野々市市指定文化財「石山合戦図絵馬」「賤ケ岳合戦図絵馬」(二日市荒川神社所蔵)の修復完了を記念して、特別に公開されます。
二日市の荒川神社は、二日市と長池の鎮守の森として地域の氏子衆により連綿と守られてきた大切な文化交流の中心地です。
ここに納められていた大絵馬は経年劣化も激しく、なんとかこの価値を見出せないものかと考えておりました。
平成28年3月にこの荒川神社の改修事業が斉田工務店様のお力添えによって煌びやかに完工された折り、同様にこの絵馬の修復もと地域の氏子の皆様により唱えられました。
これを受け、野々市市の皆様に助言を賜り石川県のご協力をお願いした上で今回の修復事業が行われたのです。
平成の大修復事業となった荒川神社では、古い建材はそのまま生かし必要な部分のみを新しい建材で補う形が取られ、斉田工務店の皆様によって美しく生まれ変わりました。
今回行われた合戦絵馬の修復事業は、埋もれていた地域の宝の再認識はもちろん、この二日市長池地区のご先祖様が如何に神社を大切に守ってきたかを歴史的証拠から知る事が出来た重要な瞬間だと考えております。
今後の荒川神社では、相変わる事なくお守りは続けられますが、地域住民の様相はつばきの里造成により大きく変化しております。
お正月のお参りも徐々に増えていっており、地元の子供達が落ち葉を集める憩いの場として活用されるなど、子供達の交流の要所となる事は容易に想像されております。
たくさんの皆様に支えられた荒川神社が誇るこの絵馬修復事業の達成を、たくさんの方にご覧いただけると幸いです。