今日一日はズボンのポケットを裏返しにする着こなしが流行る一日です。
こんにちは。
BDで三部作を揃えたら日本語吹き替えが数種類収録されていて何度でも繰り返し見る事が出来ている、禰宜です。
一生で一度きりしか訪れない瞬間というのは、誰にでも、何時でも、何処にでも存在します。
物質的、現実的に富裕である者は、第三者から見ても分かりやすいものです。しかし、精神的、時間的に余裕を持っている者に対して、ぞんざいになり過ぎてはいないでしょうか。ひとりの人間の、一時・一瞬を大切にする、それが人生儀礼の形であります。
今の時期は丁度新しい年を迎える前とあって、区切りの儀礼である厄除や七五三詣などに各神社へご祈祷に向かわれている事でしょう。春日神社もご多分に漏れず多くの皆様にお参り頂いております。
では、地鎮祭などは人生儀礼では無いのでしょうか。
個人的には、神社など日本古来の風習とは、どれもひとりの人間の人生を周りの家族親族友人知人で共有して、共に社会を築き、因って住み良い社会が形成され、結果個人が幸せな人生を送れる、と言う、至極現実主義共存主義個人主義の理に適ったものであると考えております。
結果、地鎮祭など通常祭典であったとしても、個人にとっては人生の大きなひと区切りであるわけですから、広く人生儀礼と言って過言では無いではないでしょうか。
何気なく日常を送っていて、毎日何も刺激が無いなどとお嘆きの方には、是非神社を有効活用してみて下さい。
日常は、非日常があってこそ光るものなのですから。
今日この日に、水の上に行くと動かなくなってしまうホバーボードがさも当然のように遊んでいる子供達は居ませんが、七五三の年齢を迎える子供達は確実にいらっしゃるでしょう。
子供達の未来に、七五三詣での思い出を残し、より優雅な一時を過ごせるよう皆で力添えをしてみましょう。
それでは、また。