寒い日と暖かい日が交互に来ております。
しかし、その寒暖の差が大きく、お体に不調を来していらっしゃる方も多いかと存じます。
昨今の風邪はずいぶんとしつこいようですので、皆様どうかお体にはご自愛下さいませ。
本殿建屋壁面改修工事安全祈願祭斎行
国造神社のご本殿を覆う覆屋は、数十年前に雨漏りの為緊急改修工事を行った後がのこっております。
雨脚の強い日はどうしても菅原社側に強く水が当たり、その結果壁の下側が広い範囲に腐食しやすい傾向にあるようです。
その為なのか、現在に至るまで内壁が全く無い状況であり、本殿から艶やかな風が吹き込むままになっておりました。
雨風をしのぎ、寒さ暑さをしのぐための本殿の覆屋です。
この改修工事で、元の設計通りの性能が発揮されることとなるでしょう。
お正月の国造神社
毎年12月31日から1月1日にかけて、国造神社拝殿内に氏子総代が集い、新年のお参りに訪れる地域氏子崇敬者のご家族方皆さんをお出迎えしていらっしゃいます。
何十年と続くこの奉仕行事ですが、これまで途絶えたことはございません。
春を思わせる日和の年であっても、大雪で1時間毎に雪すかしをしなければ歩けない年であっても、氏子総代始め各町会から温かく力強いお力添えを戴いて斎行されている新年奉幣の行事であり、皆様の初詣のお参りでもあります。
現代社会の高年齢化に伴い、氏子総代の皆様もご高齢の方が増えてきており、この新年初詣をお迎えする行事はご奉仕頂く皆様にとってもかなりの重責となってきていたことに間違いはありません。
今改修を以て、多少なりとも皆様もご苦労が改善されることを願います。
また、ご参拝頂く皆様にも、拝殿で少しでもゆったりとお参りして頂けることと存じます。
改修工事概要
本殿覆屋の内壁修復工事となります。
現状は雨雪の影響からかかなりの浸食が見られ、中でも屋台を支える柱が以前に接ぎ木などで補修された形跡がある。
内壁工事を合わせて、現状よりさらに補強される様願うばかりである。
今回の改修工事を前に本殿周辺を確認したところ、明治14年に行われた式年祭の立て看板が発見された。
一財産とまでは言わないが、国造神社の歴史を見る上で非常に重要な歴史遺産となり得るもので、今後の取り扱いを氏子総代役員方と検討中です。