年の瀬も差し迫った正にその夜、12月31日夕方6時より、増泉春日神社拝殿にて年越しの大祓が執り行われました。
大祓式は一年に二度行われますが、この年越しの大祓は一年の罪汚れをも祓い浄めて、新しい年神様を迎え入れるために心身共に準備を行う行事となります。
お住まいや職場の大掃除は皆さん済まされたでしょうが、この行事をもって自身の身体とお心を浄めることとなるため、年中行事でも重要な祭典といえます。
またこれに先立ち、春日神社および十社会において、人形(ひとがた)の授与を、広く氏子総代を通じて皆様にお問い合わせいたしました。
春日神社ではこれらの人形を大祓祭典行事にて焼納し、方代を通じて皆様ご自身およびご家族ご親族のお浄めを行った次第であります。
この大祓については神社本庁のホームページにも記載のある、日本古来の伝統行事として受け継がれているものの一つとなります。
ちなみに、次の大祓式は6月30日、「夏越しの大祓」となることを合わせて記載させていただきます。(その際にも人形頒布を行いますので、ご希望の方は各神社総代もしくは増泉春日神社社頭まで。)
除夜祭も無事斎行
一年の息災と神明奉仕を大神様にご報告するお祭が、12月31日午後10時より行われました。
一般の皆様の参列は行われず、例年神社職員と宮司のみによって行われているお祭ですが、神社の一年を大神様にご報告感謝する祭典となっております。
また春日神社の除夜祭のお供えは通常祭典とは異なり、写真の通り、数の子、棒鱈、黒豆(煮たもの)をお供えすることとなっております。
もしかすると希有な例なのかもしれませんが、古来より神社宮司が厳粛に執り行っているとおりのものとなります。
ちなみに、この棒鱈はものすごく強烈なにおいを放つものでありまして。
年末の社殿および社務所はちょっとすごいことになるのです。