小正月の風物詩、左義長は、元来地元氏神さまで行われるものです。
車社会の浸透した現代においても、地域に密着した氏神さまに足を運ぶ良い機会であることは変わらず、ましてや年神さまをお迎えした縁起物や自宅を一年間見つめ守っていただいたお札などは自宅をお守りいただく氏神さまに持ち寄ることは至極当然の礼儀であり慣習であります。
昨今この日本古来の風習が強く思い起こされている節があります。
ここ泉の氏神様である国造神社でも、遠くから越してきた方や新たに氏子地域に新居を建てられた方等から氏神さまをお問い合わせされる機会が増えております。
本年の左義長では、この地域密着型社会の成熟を裏付けるかのようにかなり多くの方が足を運ばれたとのこと。
もちろん、氏子総代各員の献身的なご奉仕もあってのことですが、人付き合いが希薄になるといわれる現代においてはとても大切な出来事でしょう。
そんな国造神社の左義長をほほえましく記した国造神社だよりNo.36、発行されました。
是非、多くの皆様にご覧いただければ幸いです。