昨年秋から、泉の農家さんから国造神社の祭礼に向けて新米が奉納されております。
都市開発・宅地開発が進む昨今ではありますが、農地を駆逐しては人の生きる道が無くなってしまいますので、絶えることなく神社への新米奉納行事は続けられるよう願うばかりです。
筆者はお米の善し悪しを評価できるほど舌が肥えているわけではございませんが、新米の美味しさが格別であることや、十社会からお供えに上がる各地のお米を食べるので、少し場所が違うだけで味に個性の違いが出ることは実感しております。
また、新しいお米と古いお米でも、食感は大きく違うわけですが、これらを総じて味わうことができるからこそ、食に対する感謝の念を途切れさせたことはございません。
何よりも先ず第一に、ありがたい、のです。
この気持ちは、神職が地域氏神様からいただくお米を食べて生活すべきであることへと繋がります。
人は、生きる事への感謝と、生命への尊厳を感じて生活すべきなのですから、食に対してありがたみを欠いてはいけないのです。
ということで、農家の方々が、ご自身の生産するお米に対してどのように思っていらっしゃるかの一端が感じられる泉生産組合だより、73号が発刊されました。