公園の湛える空間
近代化、住宅地化が加速度を増して進む国造神社の氏子区域ですが、変化の過渡期にあっても心を落ち着かせる空間は必須なものです。
田畑のあぜ道や公民館、寺社仏閣や河川敷。
地域によって特色に差はあれど、憩いの場の存在価値はストレス社会が悪化していけば行くほど必須な場所として認識されてきております。
泉の里では、この「憩いの場」の一つが国造神社でした。
地域の憩いの場は公共の場であると同時に、社会の中にある者がゆとりある生活を送るため集団が皆で力を合わせて創設した場所、「個人の時間を過ごせる場所」だと考えております。
公の園として認知される空間には、総じてこの特色が求められ、神社という空間は氏子総代が責任を持って守ってきております。
そして今、泉の里に新しく憩いの場が創設されつつあります。
ホタルに始まった、「やすらぎを大切にする街づくり」が、この場所で進行真っ只中なのです。
旧北国街道いずみ界隈を考える会の皆様が、この度小冊子として「いずみ界隈の歴史」を刊行されました。
木々とのふれあい
大樹大木のやすらぎは広く生命に伝播し、思いの外に存在するだけで価値ある木陰を提供してくれます。
神社の中に居ると忘れがちですが、町中から神社境内に入った時などに強く変化を感じて頂けることと存じます。
現代社会においては特にこの木々とのふれあいは大切に考えられるようになってきまして、街中の杜を求めて県内各地の神社が盛況になってきている様子もうかがわれます。
泉の地には野々与造園さんの裏に林があり、ここがとても良い環境を保たれていらっしゃるとのこと。
今回は子供達にも広く開放され、今後どのように「ふれあい」を築いて行けるか楽しそうなお話しがあった様です。
そんな「いずみ界隈」通信の第10号が発刊となりました。
是非皆様ご一読下さい。
PDFファイルは以下よりダウンロードできます。