地域社会はまず顔を見て
非常時の連携はもちろん、日常の防犯にも隣近所の方々を見知っておく事はとても重要です。
仲良くしろとかでは無く、お互いの顔を知る事が大切なのです。
その一行事、そして年間の清掃奉仕で最も大変な時期が来ておりました。
落ち葉の清掃です。
泉の地では地域住民の皆様が力を合わせて神社を保護運営する形がとられており、だからこそ美しい神社が今でも守り続けられております。
今回の「いずみ界隈」通信ではこの清掃奉仕について焦点が当てられております。
また、泉地域の活性化を目指すと共に、地域に住まい皆様の生きる活力への道しるべとして、多くの方がご活躍されております。
こちらも是非ご一読下さい。
神社における近現代の祭の意義
日本という島国では住宅と住宅の距離が大変短く、距離があまりにも近いために仲間意識を超えた家族意識が強く広まっており、個人主義とは相容れぬ地域性であるとも言えます。
しかし日本人はこれを微妙な距離感と捕らえ、隣近所が騒がしくてもある程度許容して生活をしております。
ただし、これには度が過ぎない事が根幹にあるわけで、何をやっても許されるというわけではありません。
生きているだけで、誰かが許してくれている、そういった価値観をみんなで共有しているからこそ、お互いを認め合い、許し合い、正に協調という形を作れるのです。
神社の祭りとはこれを正しく具現化しているもので、人が生きる世界とは全く別の世界を守り伝えるという形をとり、これに人々が向かう事で人間観の諍いを除外して一つにまとまる事が出来るわけですが、現代の氏子の皆さんはこんな難しい事は考えておりませんね。
一年で何回かある行事に顔を出す事で、「やぁ、お元気でしたか!」「今年も寒くなりましたねぇ。」「足腰が痛くて階段上るのも大変ですよ。」なんて会話をするために集まります。
もちろん目的は掃除ですけどね。
でも、こういった何気ない会話が出来て、相手の声を聞いて表情をうかがい知る事で、地域社会の規範が形作られるのですから、お手軽お気軽な行事ではないでしょうか。
もし皆様の元に神社の行事への参加依頼が来ましたら、是非ご参加下さい。
どんな方でも最初は「初めて」ですからね。
年齢や性別等は気にせずに是非!