今の季節はカラスが営巣しております
毎年のことですが、春日神社境内の木々にはカラスが営巣しております。
これらのカラスの子が地上に落ちた際に、付近を通る人間へ激しい攻撃を仕掛ける場面が確認されております。
また、これらのカラスは外敵の皆無な社会で誕生・生活してきておりますので、人間を怖がることはありません。
また、これは春日神社境内内に限られたことではありません。
現在カラスが営巣している場所では同様の状況が見られます。
十社会の神社関係の場所はもとより、地元の公園などでも確認されております。
十分にご注意下さいますよう広く皆様へ周知下さいませ。
カラスを知って下さい
カラスは、単体でも人間の5歳児程度の知能を備えていると言われており、またその記憶力も良いとされております。
人間を覚え識別し、その人間の乗る車や自転車をも記憶しております。
このことから、一度危険であると認識した場所にはあまり近づかなくなります。
しかし、自分の縄張り意識は強いため、容易にその範囲を捨て去ることはありません。
金沢城の森から駆逐するにも長い時間をかけねばならず、未だ完全な安全をカラス・人間共に手に入れているわけではありません。
これらを踏まえ、自然を共に生きていく上でよりお互いが幸せに暮らせる環境を提示することが大切であるとされております。
具体的には、
- 生ゴミには必ず妨獣ネットなどをかけ、人間の生活範囲を野良の獣へ知らしめる。
- 野生に生きるものへ人間が決して手を出さない。(獣の生死を問わず。)
- 人間は知恵を使い回避するよう努める。
等があげられます。
特に、回避できるところは極力逃げて下さい。
人間様がわざわざ逃げ回りたくない、等と思わないで下さい。
もし、カラス相手に手を上げても、相手は一日中暇をもてあますケモノですので、今後ずっと嫌がらせを受けることになります。
一番簡単なカラスからの逃げ方は、傘を差すことです。
どう猛な犬よりも、カラス撃退用レーザーよりも効きます。
小さなお子様でも、傘を差していれば襲われることはまずありません。
カラスは意図的に糞を落としてきますが、それも回避できます。
日傘代わりに使っていれば十分でしょう。
個人で出来る範囲で最高のカラス除けですので、傘差しを是非行ってみて下さい。
駆除できないのか
新聞などの情報からも人間への攻撃は明らかですし、カラスによる攻撃によって流血した事態も確認されておりますが、獣害として駆逐するには大変難しい部分です。
営巣している巣を取り払うことも鳥獣保護法下によって禁止されているとされており、特別な許可を持った者が特別な許可の下りた場所でのみ駆除できることとなっております。
春日神社関係の十社会神社境内のみに言うのであれば、特別の駆除は出来ないとしております。
もちろん駆除できるものならばしたほうが良いのですが、最初に言われることが「営巣できそうな木を切ること」、となっていたりしますからなんとも。
ですので、出来る限りカラスを見かけた場合は近寄らないようにしていただくしかない状況です。
大きいカラスが地上近くにいると言うことは、小ガラスが落ちているのかもしれません。
自身や周りの方に逃げるようお知らせ下さい。
最後に、
カラスの営巣は6月いっぱいほどで終わります。
それまで無視してほっといてあげましょう。