ご神木を整える

神社境内にそびえる木々を剪定することについて、各種論争が行われていることは存じております。

しかし、やはり住宅地に鎮まり坐す多くの神社においては、枝降ろしや剪定は安全面から見て必須の作業であります。

場合によっては、氏子衆からの相談で落ち葉との熾烈な清掃業務合戦を毎日行わなければならないところも少なくなく、全国の神社総代の皆様はこの季節から冬まで心も体も安まる日はありません。

身近な神社が綺麗に整えられているということは、こういった有志の皆様のお力添えが漲っていることにも繋がり、ご参拝いただく皆様も心軽やかに参道を歩むことが出来ていることでしょう。

また、大きく生長したご神木を整えることは一般人には到底出来ることでは無く、木こりさんや庭師さん、造園業を生業としていらっしゃる方々にお願いするしかないのが現状です。(もちろん、総代さんが手を入れていらっしゃるところもございますが、高い木などは危険な場合も多くあり、禰宜としては出来るだけ有料でも良いのでプロに任せて戴きたい。)

 

国造神社の剪定は6年ぶり

国造神社拝殿はその屋根の造りが美しく、地元の氏子衆はもちろんのこと広く地域の宝として守られております。

しかし、木々の種や雑草などが芽吹くようになり、建物を守る観点からも出来る限り風通しの良い空間を保つことが望まれております。

正面鳥居からも美しい破風が見られるようになったということで、総代一同感無量といったところもあるようです。

 

今回の剪定事業を記録してくださった国造神社だより第47号、発行されました。

是非皆様にもご覧下さい。

 

國造神社だより 第47号(PDF)