由緒深い高皇産霊神社
石川県野々市市北部から金沢市南部に渡る「押野地域」一帯を鎮めるは、日本全国でも大変珍しいご祭神をお祀りしております「高皇産霊神社」となります。
ご祭神は、高皇産霊尊、天照大神、国常立尊、の三柱をお祀りしておりますとともに、押野山王神社はこの高皇産霊神社を表しているともされ地元氏子衆から大山咋神も併せてお祀りしている旨が今でも信じられております。
ご祭神としてお祀りしております神様は、古事記を紐解くに日本を造り出した神様として記されているほど大変尊い神様であるといえます。
また、山王神道(山王権現)の流れも取り入れていたことから、本地垂迹説に基づくとお釈迦様も併せてお祀りされていたこととなりますので神仏習合の歴史を今の世に伝える大変貴重な神社の一つとなります。
春日神社を中心として十社会として纏まる各神社は神仏混合の時代(強く神社とお寺が近づいたとされるのは西暦710年頃以降、8世紀中盤前後)を起源とするお社も多く、またそのご祭神にもこの時代を踏襲したところが多く見られます。
犀川以南には白山市横江を中心に東大寺領が広がっていたことが少しずつ明らかになってきておりますが、この高皇産霊神社はそういった歴史の変遷を感じさせる立地も相まって地元歴史家の皆様からはとても熱い視線を受け続けています。
どうして押野の地は豊かであったのか。
そこへ豪族の来訪があった訳は。
今に続く押野の歴史とは。
そして、今後未来につなげるには。
この意味深いお社である高皇産霊神社のご祭神の系譜を簡単にまとめました。
夏越の祓は6月29日
近年より高皇産霊神社において夏越の祓を行っております。
神職が出向いて行う夏越の祓神事は、毎年6月末近くの週末に行っておりますが、本年は6月の29日の夕方5時頃に行います。
これを前後し、神社境内において茅の輪を設け自祓いの行事を皆様個人でも行えるようご準備しております。
地元氏子総代をはじめ、奉賛会崇敬者有志の皆さんのお力だけでこの茅の輪は作られております。
是非皆様にご参拝いただきまして、半年のお浄めと夏に向けた心の若返りに向けてこの茅の輪をおくぐりください。
また、夏越の祓神事の折には参列者一同による大祓詞奏上と人形による自らのお浄めを実施いたしますので、多くの方のご参列をお待ちしております。
夏越の祓祭典のご参列には、玉串料としてお一人100円以上のお志を神社賽銭箱へお納めください。
夏越の祓神事日程
令和元年6月29日
午後5時より
高皇産霊神社境内にて
参列玉串料は100円以上のお気持ちにて