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一生のうちたった一度だけの時間

生まれる前から始まる「子育て」

夫婦二人の時間を実感する

 

一生のうちたった一度だけの時間

世のお父様。

もしくは、これからお父さんになる皆様。

配偶者様や恋人から、初めて「赤ちゃんが出来た。」と伝えられたときの事を覚えていますか。

その瞬間から、初めての子供が生まれるまでの時間は、一生のうちにたった一度しかない大切な時間です。

これからお母さんになるあなたの大切な女性と二人で過ごす最後の時間です。

そして、「お父さん」になるために残された最後の時間でもあります。

 

今回は二度と来ないこの時間を、「子育てお父さん」への準備期間として悔いの無いよう過ごしてみましょう。

 

このお話は、7歳4歳1歳の子供が居る42歳の禰宜が、我が子がこの世に生まれるまでの所感をまとめてみたものです。

 

生まれる前から始まる「子育て」

結婚する時の二人の約束に「家事は分担」なんて条項がある夫婦は今や常識。

では、子育てはどうでしょう。

お父さんとしては、子育ても分担したいと思う方が多いでしょう。

多いはずです。

多いかな?

多くあれ!

 

でも実際は、子育てを明確に分担する事は出来ません。

そもそも出産自体が女性にしか出来ませんから、「子育て」は分担不可能であると自覚しましょう。

これは大切な伴侶の”お腹が大きくなる前の段階”で明確に実感する事になります。

大体の場合、奥様のご機嫌は余り良いとはいえない時間が増えます。

原因は、悪阻(つわり)であったり、お化粧のノリが悪い事であったり、友人と飲み会に行けない事であったり、たばこを禁煙した事であったり、好きな外食に行けなくなった事であったり、旦那さんといちゃつけなくなった事であったり、飛行機に乗って旅行に行く事が出来なくなったからであったり、悪阻が酷すぎて全く食事が出来なくなり病院に点滴を受けに行かなければならなくなったからであったりと、言い出すと切が無いくらいにいろいろな理由(ストレス)があります。

これらストレスに対して、「お腹に赤ちゃんが居るなら当然だろ。」「好きで妊娠したのならこの程度自分でどうにかしろ。」などと言う意見がまだまだ多い事は悲しい現実で、こういった心ない意見や悪意から新しい命を守らなければいけないところも女性にとってのストレスになっている事は否めません。

先ずこれを家庭の中でどう消化するかが、お父さんの子育ての第一歩になります。

 

この時期(妊娠初期)の女性は少なからず自分の体調変化に戸惑い、必ず訪れる出産に対する不安でいっぱいになります。

ここで女性を支える事が出来て初めて子育てを手伝えた事になるでしょう。

それは必ず近くに居て箸や鉛筆を取ってあげる事でも良いでしょうが、それよりも精神的に支える事が大切のようです。

海の仕事をしているお父さんや単身赴任のお父さんなど現実的にそばで寄り添う事が不可能な方もいらっしゃいます。

神社の禰宜としてお話しさせて戴くと、この時受け取る安産祈願のお守りにはそれまで感じられなかった安心感を受けられるようです。

それほどに精神的にバランスの崩れる時期ですから、「お父さんの子育て」として十分気をつけたいところですね。

また、出産に向けた予備知識の収集が大切になる時期でもあります。

 

出産育児の指南書という助け船

漫画コウノドリ等を読んで知識を得ている方も居るでしょうが、漫画の知識だけでは出産以降の知識収集が疎かになりますし、専門の育児書は難しいのも多い。

でも最近は、「出産・育児ママのトリセツ 〜「子どもができて妻が別人になりました」というあなたへ」や「はじめてママ&パパの育児―0~3才赤ちゃんとの暮らし 気がかりがスッキリ! (実用No.1シリーズ)」や「最新! 育児新百科 (ベネッセ・ムック たまひよブックス たまひよ新百科シリーズ)」などわかりやすく困ったときにすぐ調べる事に敵した専門書も出ていますので、是非一冊は購入されて自宅においておきましょう。

こういった本の存在も、新お父さん・新お母さんにとっての安産のお守りと同じ効果をもたらしてくれます。

出産までの新お母さんのケアやお腹の赤ちゃんの成長について説明している本もありますので、ネット通販で適当に本を漁るのではなく少し大きめの本屋さんに行って出産系の本を必ず見ましょう。

ちなみに、これ「嫁ハンをいたわってやりたい ダンナのための妊娠出産読本」はお父さんにお勧めの一冊で、奥さんに隠れて読んでおくと男が上がる本でもあります。

そして、できるだけネットの情報を遮断して本の知識のみを仕入れるようにしましょう。

インターネット上には間違いの無い情報も多くあるのですが、間違った情報も必ずあります。

しかし、子供の命に対して間違う事は最悪直接死に繋がります。

確実に信じられる情報を自らの柱としましょう。

そしてその柱は出来れば新しい情報の方が良いといえます。

例として、岩波書店の育児の百科(1967年11月13日発行)のものに妊娠中の母親は「タバコもやめたいが、実際には半減するところまでいければいい。」と記されているので確固たる百科事典であったとしても古い情報は信じては危険であるといえます。

 

この指南書というと、出産まではもちろん出産後の赤ちゃんの状況を記したものがとても沢山出ております。

お父さんは出産以降についても情報を収集しておく必要があります。

出来れば出産後の指南書も一読しておきましょう。

私がおすすめする必読本は、「子育てハッピーアドバイス」シリーズです。

子育てハッピーアドバイス 妊娠・出産・赤ちゃんの巻

子育てハッピーアドバイス

子育てハッピーアドバイス 2

子育てハッピーアドバイス 3

0~3歳の これで安心 子育てハッピーアドバイス

子育てハッピーアドバイス 知っててよかった小児科の巻 増補改訂版

忙しいパパのための子育てハッピーアドバイス

この子育てハッピーアドバイスシリーズは8割イラストですので活字だと目が滑る方にも読みやすいと見られます。

新お父さんは、上の2冊と一番下の1冊は是非読んでみて下さい。

 

夫婦二人の時間を実感する

子育てに夫婦二人の時間は関係ないでしょ?という方々。

何をおっしゃいますやら。

一人っ子であったとしても、次に夫婦二人きりになるのは最短でも18年後ですよ。

正確にはすでに3人家族の生活ですから、二人の時間と言ってしまって良いものか迷うところではありますね。

 

とにかく、二人でラーメンを食べにいけるのももう残り少ないのです。(あ、お母さんの体調によっては食塩制限もあり得ますので行けないかも知れない、ラーメン屋さん。)

綺麗な夜景を二人きりで見に行けるのも次は18年後です。

だからこそ、お腹の赤ちゃんと一緒に夫婦二人の思い出をできるだけ作りたいものです。

 

その中でいくつか避けた方が良い事があります。

・旅行
行けるタイミングがお母さんの体調によって違いますので、産科医さんに直接聞きましょう。(この時に、産科医さんと気軽にお話が出来る程度の関係が築けます。)

・食べ物への注意
妊娠初期であれば妊娠糖尿病など、妊娠後期であれば妊娠中毒症など、隣に居るお父さんにとって見れば突然起こったかのように見える重大な病気の可能性を視野に入れて行動します。(塩分の取り過ぎや生ものを避けるなど。)

・そして昨今特に重要だと言われているのが、風疹の予防です。
妊娠初期に母胎が風疹に罹患する事で、高い確率でお腹の中の赤ちゃんも風疹にかかるこの病気は妊婦さんにとってとても怖い病気の一つです。
お父さんは、奥さんの妊娠が分かったならば直に風疹の抗体検査を受けられる事を強くおすすめします
特に、昭和37年4月2日~昭和54年4月1日生まれの男性は必ず。
さらに、この年代のご家族親近者には雑談的に聞いてみても良いと思います。
金沢市では「妊娠を希望する女性」、「妊娠を希望する女性の配偶者などの同居者」、「風しんの抗体価が低い妊婦の配偶者などの同居者」に対して風しんの抗体検査を無料にて行っております。また、抗体がないであろう期間の方にはクーポン券が送付されております。
野々市市では抗体を接種していない可能性のある男性にクーポンを発行。
白山市では抗体検査の結果抵抗値が低い方に抗体接種の助成金を行っております。もちろん、該当者に対してクーポンも発行済み。)
かほく市では平成26年4 月から風しん抗体検査で抗体価が不十分と判定された方に風しん予防接種費用の助成をしています。
ここまで風疹を気にする事に心配しすぎだろうと言われるのですが、妊娠1ヶ月以内で母胎が風疹に罹患した場合お腹の赤ちゃんが先天性風疹症候群(CRC)となってしまう可能性は50%を超えます。(NIID国立感染症研究所
先天性風疹症候群にかかってしまった赤ちゃんは、これを治療する事は出来ません。
だからこそ、旅行や人混みには気をつけようと言われるのです。

・国外旅行は飛行機などの気圧変化に加え感染症への配慮も必要になる事をお忘れ無く。

 

では、しておいたほうが良い事は何か。

・妊婦さんの写真ではなく、プリント倶楽部のような二人きりの写真を撮っておくと良いでしょう。
子供が生まれた後撮れる写真のほとんどは、お父さんかお母さんのどちらかと子供が写っている写真ばかりです。夫婦二人の写った写真が撮れる事は、特殊な記念日しかなくなります。

・夜食。
二人揃って夜更かしする事も、余り出来なくなる事の一つです。コンビニスイーツを深夜番組見ながら楽しむ事も出来なくなると思っておきましょう。

・出産後に協力してくれる親近者を探す。
初めての子供を守る夫婦はどうしても精神的に追い詰められがちです。
緊張を緩和してくれる人。
物理的に協力が得られる人。
こういった親近者が居てくれる事は今後の子育てお父さんにとってとても大切な力となります。

・子育て方針を、しっかり夫婦で話し合う。
これまで以上に言葉でのコミュニケーションが大切になります。
大丈夫だろう子育ては、後にかなりの禍根を残す事になります。

・結婚指輪のサイズを確認しておく。
妊娠中の女性は手足がとてもむくみます。
酷いときにはむくみが原因で結婚指輪が指の血流を止める場合があります。
外しておく方が良い場合もありますが、もし石鹸などでも外せなかったときに頼る先は最寄りの消防署である事は覚えておいた方が良いでしょう。

・安産祈願のお参り
だいたい妊娠5ヶ月前後の戌の日にお参りする事が通例です。
でも昨今は仕事の都合などもありますし、義理のお父さんお母さんが一緒に行きたいという事もあり、遠く離れた自分の両親を呼んでお参りしたい等々いろんな理由で慣例を前後してお参りされる方がいらっしゃいます。
ですが、出産後の協力をお願いする上でも、できるだけ多くのご家族と一緒にお参りされる事が良いのではないでしょうか。

これ以外にもあるでしょうけど一先ず。

お腹の中に赤ちゃんを宿す女性にとって出産まで残された時間は、妊娠初期にはとても短く感じられ、妊娠後期では早く生まれて欲しいと長く感じられます。

しかし我々お父さんにとって、仕事と自分たちの将来に没頭する余り出産まではとても短く感じられ続けます。

大切な残された時間です。

より良い子育てに向けた準備をしっかりやりましょう。

 

次は出産について。

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