子供の時間
とあるブログで3人育児は大変だし子供3人目から育児の選択肢が激減するなんて事が書かれていました。
生活の選択肢も減りますが、家族それぞれ個人の時間も子供が増えるにつれて累乗的に減ってゆきます。
とても当たり前のことですが、実際に感じて実行するしか無いそれぞれ家族の人間にとっては、ストレスの大きな事でして。
私の家は、お母さん(私の妻)が子供達の面倒を一手に引き受けてくれているわけですが、毎日が奇跡の連続だとしか思えないぐらいペースで生活してくれています。
昨日、お母さんが数ヶ月ぶりに時間を気にせずゆっくり一人でお風呂に入れたのですが、至福の時間を過ごせたとご満悦でした。
いろんなご家庭があるわけですからそれぞれでよろしいのですけど、我が家の基本的な考え方の一つに、子供の時間優先、というものがあります。
この考え方のミソは、最優先では無いという所です。
両親はもちろん、大人の事情がどうしても社会では先立ってきます。
少ない時間を有意義に使うことは個人の人生をより豊かにすると考え、また「時間」とは、人間ひとりひとりにとって完全に平等にある資産であると考えるのであれば、限りある資産を子供に集中投資すると言うこともやぶさかでは無いでしょう。
偉そうなことをつぶやいておりますが、金銭的余裕は皆無ですので、時間をかけて子供達と触れ合うと言うだけの話しなんですけどね。
そして、それは大人の時間に子供を含めるという所にも繋がり、家族優先の家庭環境が生まれていくことになります。
大人の時間が無いと嘆く方は、子供と居る時間がとてもたくさん持てる裕福な方なのでしょう。
そりゃ、自分の子供とは言え違う人間ですから、衝突もするでしょう。
だからこそ、どうぞたくさんの方に自慢して下さい。
今日はご飯を残さず食べられた。
宿題終わったことを報告してくれた。
帰り道でお花を摘んできてくれた。
うちの子はやんちゃが過ぎる。
お友達と仲良く出来ない。
等々等々。
どれもこれもとても楽しいお話しですよ。
うちの奥さんの話も、どれもこれも楽しい話しばかりなわけでして。
子供と同じ時間を過ごせない人間にしてみれば、家族の宝を分けてくれているように感じるのです。
公共施設とのお付き合い
子供が生まれるまで、公園や広い駐車場なんてものには全く興味がありませんでした。
結婚前は、公園の駐車場で車中泊が当たり前でしたが、今ではもうそんなことも出来ません。
そして、子供が出来たからこそ生まれて始めて行った場所の一つに、福祉健康センターがあります。
いわゆる無料の子供の遊び場が併設されている公共施設ですが、ただでさえ人気施設なので雨の日なんかはとても混み合います。
目的地として行っても遊べないことも多いですし、ましてや男親が連れて行くととても居心地が悪い場所でもあります。
それでも、一人目の子供の時には何度となく利用させていただきました。
母親同士の雑談が出来ると言うことで、不安な気持ちを紛らわすにはちょうど良かったようです。
感染症などの心配があると言われる方もおりますが、生きてりゃある程度病気もしますので。
帰ってきたら、もしくは帰りの車に乗ったらお手拭きで手を洗いましょう。
それほどに、追い詰められた親にとって大切な場所だと感じます。
児童館や福祉健康センターは、子供にとっても親にとっても心の避難場所として使われているように感じるのです。
(そもそもそういう意図もあるんですけどね。)
そこで、ブログで騒がれるようなことは問題の場所が違うなぁと感じます。
親が悪い、施設が悪いなんて所は本質とは関係ない。
これはただ、「子供とこんな時間を過ごしたんだよ。」というお話しなだけです。
幸せなお話しの一部でしかありません。
とすると、もし公共施設に子供と行ったお話しに返信をするなら、「無事に帰ってこられて良かったですね!」や、「次はこんな良いところも在りますよ!」などじゃないでしょうか。
ひと月に多くて1回だけ子供と休日がかぶる身としては、羨ましいなぁと言うお話しでした。
子供との時間がもしマンネリだなぁと感じたときに、児童センターなどは有効に活用して下さい。
ちなみに、来館者が少ないとそれはそれで中の人が寂しいので、初めての方も是非一度ご利用下さい。