午後から雨の予報の中ではありましたが、祭典日時は午前中ですので何事も無く粛々と進められると、朝起きたときには考えておりました。
しかし、やはり毎年時間が迫ると、雑務に追われ走り回る羽目になりますね。
それも踏まえて、お祭りらしくて、私は少し楽しんでいる節があります。
春日神社春季祭、無事滞りなく執り行われました
春日神社の春秋のお祭りには、子供神輿が出ます。
禰宜が子供の頃(30年以上昔)には、氏子区域内には溢れんばかりの子供達がおり、境内でもいろんな遊びが行われ、夜店も来て大変な賑わいでした。
その中での子供神輿ですから、各町会単位で神社に太鼓行列を成して見えられ、子供神輿の渋滞が出来ていたことを覚えております。
その賑わいも落ち着きを見せた昨今ですが、子供達が全くいないわけでは無いので、今でもしっかりと伝統行事が引き継がれ、大きな太鼓の音と子供達の完成が響き渡ります。
これが、昨日5日の朝。
そして本日は、中村町小学校では遠足行事が行われ、神社の前を子供達の大行列が通過していくのを見送りました。
電車と徒歩を利用して遙か山間部まで足を運ぶと言うことでした。
遠い遠い!
その子供達を見送っていると、先頭の子から順に、
「おはようございます!」
「こんにちは!」
「いってきます!」
と、とても元気なかけ声をいただくことが出来ました。
どれ程嬉しかったか、きっと子供達は分からないでしょうが、おじさん達は心からその声に癒やしの瞬間を感じられたのです。
少子化が進み、ドーナツ化現象も相俟って子供達が少なくなる一方の地区にあって、子供達の声というのは宝で在り、地域の誇りでもあると考えます。
先生に即されるわけでも無く自然発生した挨拶合唱行列は、最後尾をつとめる先生の笑顔と、行ってきますの声で締めくくられました。
良い悪い、厳しい緩いなどは分かりませんが、人の道を導く人間として、良い先生達が集まってらっしゃるのでしょう。
朗らかな春季祭本祭りを迎えられたのも、こういった喜びがあってこそだと感じます。
また、ご参列いただきました方が過去最高程度と、とても多くの方に愛されております。
今後とも、皆様の敬神の念に恥じること無く、神職としての真実と正義を守っていく所存でございます。
より多くの皆様にご参拝いただけますよう、心よりお待ち申し上げると共に、ちょっとだけ新しく面白いことも企画していきたいと考えます。
お祭りは残り明日一日ですが、初穂料を納めてご参拝いただいたご家族には、くじ引きが出来ます。
お子様、お孫様お誘い合わせの上春日神社にご参拝いただき、ご家族の平和とさらなる発展をご祈願いただけますようお願い申し上げます。