作画期間の延長
忙しいのは大人達ばかりではありません。
子供達も、夏休みの行事予定は目白押し。
だからこそ、企画主催側が少しばかりこれまでの常識から一呼吸置く必要があるのでしょう。
ということで、春日神社境内写生大会は昨年より夏休み入ってから7月31日までが作画期間となりました。
本年はより一層の作品を創作していただくべく、神社前に看板を設けさせていただきました。
夏休みの自由研究作品にも、また想像力を磨く特訓にも、そしてセミの脱殻集めのついでにも、楽しい春日神社境内写生大会が子供達にとって故郷の思い出になりますことを願っております。
来年以降も21日から31日までの作画期間で続けてゆく予定です。
第38回 春日神社境内写生大会 受賞作品紹介
特別賞
春日神社氏子総代会会長賞
北国新聞社社長賞
アピタ金沢店店長賞
津田駒工業(株)社長賞
中村町小学校学校長賞
中村町公民館館長賞
中村町校下町会連合会会長賞
泉小学校学校長賞
野町公民館館長賞
野町町会連合会会長賞
総評
近年はデジタルカメラなどで撮影しそれを絵にされている方も多いと聞きます。
これは大人の方も良くやる技法のようで、3次元空間を2次元に落とし込むにはもってこいのようです。
これを咎めることは致しませんし、写実画に進むには近道なのかも知れません。
それより何より、絵を描く楽しさの発見になるのであれば御の字です。
この写生大会の意義として、「子供達の想像力を、絵を描くと言うことで発見して欲しい。」というところがあるからです。
もちろん、写真を元にした絵と実際に神社で描く絵と比べれば描かれる内容の違いが見えるので、それも楽しいところであったりします。
さて、毎年沢山の子供達が神社の様子を描いてくれるのですが、一人か二人、大人の予想もし得ないところに目を留めてくれたりします。
今年であれば、神主を描いた子が居ました。
神社の絵を描いてと話して、神主も神社の一つと見てくれることは喜びに堪えません。
これも、デジカメでは描けない情景でしょう。
道具や小技でいい絵が描けることも存じてますし、またそういった絵の評価が高いことも理解できます。
でも、禰宜としては、沢山描いて下さったそれぞれの絵に込められた想いこそが、春日神社境内写生大会そのものを形作ってくれていると信じております。
今後も、皆さんの楽しい絵を、描く心を、ご両親に見せて上げていただきたい。
本年も、沢山の子供達にご参加いただけましたこと、心より感謝申し上げます。
また来年も、よろしくお願いします!