神社社頭にて鎮火神符を授与いたしております
春日神社氏子様を始め、ご奉賛頂く多くの皆様方に向けて、それぞれのご家庭に一年間の迦具土大神(かぐつちのおおかみ)の荒びを鎮め、水波能売大神(みずはのめのおおかみ・水の神様)・瓠(ひさご・ひょうたん)・川菜(かわな・みずな)・埴山姫(はにやまひめ・土を示す)の四柱の神様を祀り奉じる鎮火神符(ちんかしんぷ)の授与を始めております。
鎮火祭の様子
平成31年 2月7日 午後2時より
春日神社拝殿にて
鎮火祭祝詞が奏上された後、実際に炎を水菜などで消す鎮火行事が行われました。
拝殿の中は炎を鎮火したことにより白い煙に包まれ、火の恐怖と水の恩恵を参列者一同実感できる瞬間です。
これまで春日神社では実際に火をつけて神事を行っておりませんでしたが、本年に限り春日神社十社会の神事次第に則り火の荒びを実際に水菜などで消し止める行事を行わせていただきました。
炎の器は、泉野桜木神社の十握神職様によって作成・寄贈された物で、6月末と12月末の各大祓の際にも迦具土神によるお浄めの器として連綿と利用されてきております。実物は、この写真は下部だけであり、上部部品と蓋も合わせて一つの器となっている逸品であり、春日神社の神事には欠かすことの出来ない祭具となっております。
二枚ひと組の神符の奉り方
春日神社の鎮火神符は二枚ひと組です。
一般的には台所にお奉りいただきますが、二枚を重ねてお奉りいただくと宜しいかと存じます。
また、火に近すぎない距離をしっかりと考慮いただき、炎に対する安全距離をご家庭で話し合う一助にもしていただくと宜しいでしょう。
安全上、二枚をのりで貼り付けていただいても結構です。
火の災いを始めとした一連の防災に向けてお奉りされるおふだですので、作業場などへお奉りいただく方もいらっしゃいます。
ご希望の方は神社社務所までお声がけ下さい。